【プロテイン】飲むと危険!?こんな人は要注意

あさイチ

こんにちは、まるこです!

スポーツショップのみならずドラッグストアなど、かなり身近にあって簡単に手に入る粉末のプロテイン。

水や牛乳に溶かして摂ったり体に良さそうと料理に使う人もいると聞きます。

ですが、この簡単手軽なプロテインに落とし穴が。

今回はそこに迫っていきます。

目次

プロテインは飲めば痩せるものではない

市販の粉末プロテインは、牛乳や大豆を原料としたもので、

タンパク質が30〜80%含まれるているものが一般的ですが、もちろん痩せ薬ではないですし飲んだから痩せる、というものでももちろんないです。

成人女子の1日に必要なタンパク質は約5〜60グラムと言われますが、例えばダイエットをしていて食事の量を減らしているためタンパク質が1日に必要な摂取量に満たないから補う目的や、

激しい運動をして筋肉細胞が壊れた時速やかに回復させたい目的、

脂肪を落としてマッチョな体を作りたい(身体の筋肉量を増やしたい)目的などに補助的な役目をするもので、

普通の食事を摂っている人には本来特に必要なものではありません。

スポーツトレーナーに勧められて飲んだら太った?

番組では通っているスポーツジムのトレーナーに勧められてプロテインを飲むようになった主婦Aさんが取り上げられていました。

Aさんは毎朝(週5日)10キロを走る生活をしています。

朝走り終わったらプロテイン。

ジムの後にプロテイン。

夕食時の料理の中にもプロテインをさっと混ぜて食事と共に食べる。

そんな生活を続けていたらみるみる体重が3キロほど増えたといいます。

「このまま続けていいか、迷っている」

というAさんに、プロテインに詳しいという専門家が

「これは単純に筋肉量が増えたため体重も増えたと考えられます。」

と言っていました。

脂肪より、筋肉の方が重いですからね。

つまり、身体の脂肪が落ち筋肉がついていく過程で体重が増えたんですね。

テレビではAさんは痩せ型に見えましたがこのまま運動しながらプロテインを摂り続ければ

スポーツトレーナーAyaさんのような身体になるのでは?!

羨ましい!

でもその過程でもう少し体重は増えるかも、ですよね。

毎朝10キロ走り、ジムで身体を鍛えているAさんのような人なら問題はないと思いますが、

普通の食事を摂りながら、さらにプロテインを飲む必要はないわけです。

それこそカロリーオーバーで太ることになってしまいますし、

1日の必要摂取量を大幅にオーバーするようなことがあると、腎臓や肝臓に負担がかかるので注意が必要です。

尿素サイクル異常症の人はプロテインを飲んではいけない

2017年5月に、自分が尿素サイクル異常症だということを知らずに

プロテインを摂取し続けたことで亡くなった女性がいます。

筋トレが趣味の女性が突然意識不明に

2017年5月。
オーストラリア西部、美しい海に面した町マンジュラ。

この町で暮らすミーガン・へフォードは、2人の子をもつ25歳のママ。
彼女の趣味は筋トレ。
出産後のスタイル維持で始めたものだった。

小児クリニックで、看護アシスタントとして働いていた彼女は、
職場にプロテインを持って来るようになった。
しかし、これが悲劇の始まりだった。



トレーニングにのめり込んでいったミーガンは、
地元のボディービル大会に出ることを考え始めていた。

ジムのトレーナーのアドバイスもあり、ミーガンはたんぱく質中心の食生活に。
卵も高たんぱくでカロリーの低い白身だけ。
ビタミンやミネラルを多く含む野菜とともに、卵白だけのオムレツにして食べた。

食後は粉末プロテインを牛乳に溶いて飲む。
出勤前にも、1時間トレーニング。
それを終えるとまたプロテインドリンクを飲んだ。

昼食は茹で野菜とともに、高たんぱく低脂肪の鶏の胸肉を食べ、
仕事の合間にも、プロテインバーをとる。

こうして徹底した食生活にして2週間ほどたった頃にある異変が。
ミーガンは急に体のだるさを感じ始めた。頭痛もありいつまでたっても治まらない。
しかし、軽い風邪だと思っていたミーガンは病院へ行くことはなかった。

そしてたんぱく質中心の食生活に変え40日ほど経った、ある日の夕方。
部屋の手続きにきた不動産屋が、意識不明で倒れているミーガンを発見した。
彼女はすでに自発呼吸もできない脳死状態だった。


http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20180220_05.html

つまり、プロテインはもともとミーガンさんにとって危険なものだったわけです。

タンパク質を摂りすぎたことで脳死状態になり、手の施し用がないと宣告されたミーガンさんの家族は病院に搬送された4日後、生命維持装置を外すことに同意したといいます。

なんという悲劇でしょうか。

筋トレが趣味なんてかっこいいし、私もAyaさんみたいな身体に憧れますし

ミーガンさんも体を鍛えて変わってゆく自分の姿に励まされたのではないでしょうか。彼女の気持ちがすごくよくわかります。

原因は彼女の持つ疾患だったわけで、検査の結果血中のアンモニアの数値が驚くほど高くなっていたといいます。

タンパク質は身体の中で分解される時毒素を発する

先ほど1日の必要摂取量以上にタンパク質を摂ると身体に負担がかかると言いましたが

体内でタンパク質が分解される時にアンモニアなどの毒素を発します。その時に腎臓でアンモニアを解毒し、尿として体外に排出するのですが

ミーガンさんの体はこの経路に先天的な以上があり、アンモニアを無毒化することができなかったのです。

そのため血中のアンモニアの数値が驚くほど高くなっていたんですね。

そして体のだるさや、多呼吸、嘔吐、意識障害、痙攣といった様々な全身症状が起こっていたと考えられます。

ミーガンさんはタンパク質を摂りすぎたことで脳死状態になってしまったのです。

この尿素サイクル異常症は遺伝疾患とされていて、検査でわかります。

症状の軽い人は普通にタンパク質を含む食事を摂ったくらいでは

何の症状も出ずに生活している場合もあるそうです。

けれども、タンパク質を摂ったときに身体がだるい

吐き気があったり体調不良が続く、などという時は

早めに病院に行って、医師に相談しないといけません!

まとめ

いかがでしたか?

調べていて、身体を鍛えるはずの筋トレで必要だと思っていたプロテインが逆に身体を壊す原因になるなんて本当に怖いと思いました。

日頃から、体調の変化には気をつけるようにしたいですね。

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