田上大喜さんが発見した蚊に刺されやすい人ってどんな人?

マツコの知らない世界

今日の「マツコの知らない世界」で蚊に刺されやすい人とそうでない人がどうしているのかを研究し、第11回化学の芽賞を受賞した発見当時高校2年だった田上大喜(たがみだいき)さんが取り上げられます。

 

田上大喜さんには二つ違いの妹がいて、小さい頃よく二人で虫採りに遊びに行ったそうですが、なぜか蚊に刺されるのはいつも妹ばかりだったそうで、どうしてなのか不思議に思っていたそうです。

 

それで中学生になって蚊の研究を始めたというのですが、なんと自宅で蚊を4000匹も飼いながら研究したというのは驚きですよね!

 

 

目次

蚊に刺されやすいのは足の裏にいる常在菌の種類が多いから

蚊はメスだけが血を吸うということはよく知られていることですが汗を掻くと蚊が寄ってくる、とか、お酒を飲むと蚊が寄ってくるような気がする、程度にしか普通は思わないですよね。それを

「どうしてなんだろう。」→

「何か理由があるはずだ。」→

「よし、調べてみよう!」

となるところがスゴイと思います。

 

なんでも妹の千笑さんは蚊のアレルギーがあって、刺されると赤く腫れてしまうので、それを見てなんとかできないかと思っていた、というのですから、優しいお兄ちゃんですね!

 

 

田上大喜の経歴、家族は?

田上大喜さんは両親と妹の4人家族です。

2017年当時高校2年生だったので、大学1年生かと思われます。

 

高校は京都教育大学附属高等学校

京都府内で唯一の国立高校だそうです。1965年に京都学芸大学附属高校として創立しましたが、2004年に大学の法人化により、現在の高校名になりました。

自ら目標を立て、課題を設定し、調べ考察する学習をテーマにして教育を行っています。また、大学進学のため、「サイエンスコース」「グローバルコース」「Sクラス」「Aクラス」が存在し、希望進路によってこれらのコース、クラスを選択可能です。また、スーパーサイエンスハイスクールの認定を受けているとのことです。

 

大学は、そのまま進めば京都教育大学ですが、国公立の附属高校から大学へは必ずしもエスカレーター式に、というわけではないようですので、別の大学かもしれません。

 

医学部に進みたい、と言っていたようですので、京都大学、大阪大学、神戸大学なども考えられますね。京都教育大学附属高等学校の偏差値がなんと69!ということなので、大いに可能性あり、なのではないでしょうか。

 

田上さんは

「人の皮膚にすんでいる常在菌のなかでも、蚊が好む菌を特定してみたい。」

と言っていて、

自分が実験しているヒトスジシマカは、足の常在菌に反応する。

日本にいるオオクロヤブカはお尻の匂いに反応する。

オーストラリアの蚊は頭の匂いに反応する。

のだそうで、

 

蚊の種類によって反応するものが違うので、もっと蚊のことを知りたい!

 

のだそうです。

 

常在菌ということは、足のニオイも関係あるの?

「ウチで足が最もにおうのは父で、妹の足は全くにおいません。それなのに、なぜか家族では妹ばかりが蚊に刺される。そこで、高校2年生のとき、妹や同級生の足の菌を採取し、培養してみました。すると、妹の足にある“常在菌”の種類が多いことが判明。メスの蚊は、足がにおう人ではなく、足の常在菌の種類を多く持つ人の血を吸いたくなることがわかりました」

「足消毒で蚊に刺されない」発見したスーパー高校生の現在 | 女性自身
ブ~ン……。この季節になると、うっとうしいのが蚊。「私って刺されやすい……」と悩む人も多いだろう。そんな悩みを、いま1人の高校生が救おうとしている。   「妹が、蚊のアレルギーがあって、刺されると赤く腫れてしまうんです。なんとかできないかと、中学3年生のときに“実験”を始めました」

ということは、ニオイは関係ないのですね。

そして、妹さんの足首から下をアルコールで消毒したら、蚊に刺される数が、3分の1に減少したそうです。足の裏や指の間を石けんで洗うだけでも同じ効果があり、靴下を新品にはき替えるだけでも刺される数は激減したそうです。

 

山椒や酢、アロマで使われるティーツリーオイルの匂いにも、蚊よけの効果、つまり蚊が苦手とする成分がある、とのことです。

 

田上さんはこの論文で第11回科学の芽賞(筑波大主催、毎日新聞社など後援)を受賞しています。

 

田上さんが科学の芽賞を受賞した論文はこちら。

 

将来のノーベル賞候補と噂される田上さんの今後の活躍に期待したいですね!

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