「日本では欧米に比べて予防歯科に対する意識が低い」とか書いてあるものをしばしば目にしますが、いまだにそうなのでしょうか。
海外では水道水にフッ素を入れているところもあるそうですから、やはり向こうに比べて遅れをとっている感はありますね。でも歯磨きを怠ったせいで入れ歯になるということは避けたいし、定期検診のたびに自分ではできないお口のお掃除をしてもらえるので定期検診って大事!ということは理解しています。
でも、今までどこの歯医者さんでも教えてくれなかったんです!
歯磨きって、フツーのあの歯ブラシだけじゃダメなんだということを。
目次
奥歯の磨き残しが無くなります!
この、<タフト>っていうもの。 どう使うのかよくわからないし興味を持つこともなかったのですが。
奥歯ってこれで磨けばよかったのかー!
もう目からウロコでした。
上の図の歯のように歯並びがずれている場合もヘッド自体が小さいので入りくんでいても入り込んで磨けるし、何と言っても奥歯にとても良いです!特に上の奥歯って、磨けているつもりでも結構磨き残しがあるものです。普通の歯ブラシのヘッドではどんなに小さいものでも奥歯の裏側を磨くのには無理があるんです。磨き残しがあるとそこから歯肉炎になりやすいので気をつけないと!ですよね。
歯肉炎を放っておくと→歯周炎→歯槽膿漏→歯が抜け落ちる(!)となりますから本当に怖いです。でも、時々歯を磨くとき歯茎から血が出るという程度ならまだ大丈夫です!自分でしっかり磨けば治せると言いますから頑張ってケアしたいですね。
普通の歯ブラシで磨いた後に、私は主に奥歯にこの<タフト>を使い、デンタルフロスで仕上げ。という風に毎日やるのですがこれを使い始めてから本当に磨き残しが無いと感じています。お口の中がすごくスッキリして翌日の朝もとても気持ちがいいです。
痛くなってから行く、ではなく定期検診がやっぱり大事
定期検診で3〜4ヶ月に一度歯医者さんに行くのですが、今までこのタフトについて教えてもらったことがなかったのでもっと早く知りたかったと思いました。歯ブラシとデンタルフロスで十分と思っていたのですから。
自分としてはかなり丁寧に、15分は無理でも最低5分、できれば7〜8分かけて磨いて、フロスで仕上げても数ヶ月に一度の割合で上の奥歯の歯茎から血が出て少し痛みも。定期検診にも行っているのにどうしてなんだろうと思っていたのです。
知ってよかった!
「歯磨き」ではなく「お口磨き」
「歯磨き」ではなく「お口磨き」という言い方が正しいともいわれます。
そして最後の仕上げに「舌磨き」も忘れずに。
8020では少ない?!
8020運動とは
平成元年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。(日歯HPより引用)
出典:https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html
上の図のように、歯が19本以下では20本以上と比較し要介護になりやすいという調査結果もあり20本では少ないのではと思っていたのですが、やはり8020を達成している割合は時を経て大幅に増えていました。
出典:https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html
この図から想像すると現在では5割近くの人が8020を達成しているかもしれません。やはり一人一人のなるべく自分の歯を残したいという気持ちが結果として現れていますよね。
歯の数が認知症や転倒のしやすさにも影響!?
下図をご覧下さい。
出典https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html
歯を失い、義歯も使用していない場合、認知症の発症リスクが最大1.9倍という調査結果になっています。
出典https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html
また上図では同様の場合転倒のリスクがなんと2.5倍という調査結果が出ています。
まとめ
いかがでしたか?
歯は生きていく上で本当に大切ですよね。
平均寿命がどんどん伸びて人生100年といわれる時代がすぐそこまで来ている今、ずっと自分の歯で噛みたい。と誰もが感じていると思います。
毎日の歯磨き≠お口磨きを大切にしたいですね*
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