
不倫。
ちょっと甘く、苦く、耽美で毒をはらんだような、世界。
そこへ一歩足を踏み入れたら、もう二度とはこちらの世界に戻ってこれなそうな危うさを感じる言葉ですよね。
そんな経験をしそうになっている人、いませんか。
はじめに言っておきますが、基本的には私としては不倫はオススメできないし、それがもし本当に人生がひっくり返るような出会いで、今の夫と結婚したことは間違いだったとしか思えない、そんな出会いだったなら引き留めはしませんが、ちょっとやそっとのことなら、やっぱりやめておくべきです。
なぜ、やめておいた方がいいのか。
それは、結局身も心もボロボロになるからです。
斉藤由貴のように3回も不倫してきた人って、きっと精神的にもすごくタフなんだろうなぁと思うのと、余計なお世話でしょうが今リアルな家族関係って実際どうなってるのかなと人ごとながら心配です。
もちろん彼女が年齢を超えて十二分に魅力的なこともあるとは思いますが、単に色好みなだけかも、と思ったりもしてしまいます。
色好みを否定はしませんよ。愛し合う二人ならいいと思います。
彼女の場合は芸能人で、50代でなお輝いているわけです。世間は
「あのくらい魅力的ならしょうがないのかも」とか、
「あー性懲りも無くまたやっちゃったかー。でもこんな人がいてもいいのかも」
なんていう風に思われている節があるのかな、と感じます。
「2回ならまだしも、3回かー。しかも50歳超え・・・!」
もう、自分が満足するまで突っ走っちゃったらいーさ!60になっても70になってもぜひその調子でいってもらって下々の我々に勇気を与えてくれや!みたいな。苦笑)
不倫といえばいまだに名前の挙がる寂聴さんは自分の作品として昇華させている点がすごいし、もちろん今は出家されていて多くの人に有難い説法を説いてくれていて、そんな風に経験を生かして多くの人に役立てるのならいいかも、なんて不謹慎ながら思ったりもしますが。
数年前も話題になりましたが、日本は世界の国々の中でもセックスをする回数が最下位(デュレックス セクシャル ウェルビーイング サーベイによる調査)と言われていて、一見仲のよさそうな夫婦でもしない人は本当にしないというし、している人はしている、つまり二極化の状態にある、とも言えるようです。
自分が実際不倫したとしたら

時間軸で考えると、最初は多分、
①ドキドキして楽しい。→
②気分が盛り上がってもっと楽しい。(きっと)→
③ハマってしまって、抜け出せなくなる。(多分)→
はい、ここで、お互い不倫の状況のままでずっと愉しめるなら、OKです。けれども人の気持ちというのはだんだん対等じゃなくなっていくし、移ろいやすいものです。
ここでもし、私の方がより相手を好きになってしまい、相手を奥さんから奪いたい!と思ってしまったとしたら。
相手が独身なら、自分が夫と別れてその人と一緒になりたい!と一時の情熱で思ってしまうかもしれません。それはもう、好きになってしまったら、自分ではもうどうしようもない、抑えようにも抑えられない感情だと思います。
ここからが地獄の始まりですよ。
もう、どんな時もその人のことしか考えられなくなります。
そんなことになれば当然日常生活にも支障が出てくるでしょう。この段階で
④夫や子供(ある程度大きい)に気づかれる(かも)→
⑤家族間で修羅場を迎える。
⑥相手とも修羅場を迎える。
⑦結果最終的に両方に捨てられ一人になる。
修羅場を迎えた後、離婚して相手と一緒になれるのかわからないし、そんな辛い状況の中で相手の気持ちが冷めてしまわないと言い切れるでしょうか。
こわっ。
結局子供にまで愛想つかされて独りかよ!・・・。
そうです。
冷静になってよーく考えてください。
さっきも言いましたがちょっとやそっとのことなら、やっぱりやめておくべきだと思います。
どうして不倫するのか?
色々考えてみても、不倫って、最初はどこか魅力的に見える部分があったとしても、結局最後は自分が傷ついてボロボロになる姿しか想像できないんですよね。
実際私の友人で妻子ある男性と不倫していた女性がいます。
彼女は、私は途中から相手を奥さんから奪いたいと思うような女ではない、「都合のいい女」の立場がむしろ心地いいのだ、というようなことを言っていました。
けれども友人同士でお酒を飲む機会があって数年ぶりに彼女に会ったとき、「結局私はひとりぼっちなんだ」と言って泣いていました。
お酒を飲むと人は本心が出ます。
最初は「都合のいい女」でよかったかもしれません。でも時とともに気持ちが変化していったんですね。
その後、しばらく離れている期間があったみたいですが、結局離れ切ることはできなかったのか、またよりを戻したようでした。
友人として、そのときの泣いている彼女を見ているのは辛かったですね。
私は、「都合のいい女」なんて絶対いやです。
あなたは、どうですか?そんな状態に耐えられますか?
奥さん別れて君と一緒になる、と甘い言葉をささやいても、ただあなたを引き留めたいだけのために言っているのかもしれません。
不幸になりたくなければ、よく相手を見極めることが必要です。だってあとで辛い思いをするのはあなたなのですから。
日本人は不倫する人が多いのか?
ある調査によれば日本人の男女共約3割が不倫・浮気の経験がある、というのですが、3人に一人って、結構いるんだな、と思いますよね。
ではどうして不倫する人が多いのでしょう?
既婚者且つ女性の立場から見ると、夫婦生活に満足していないから。やっぱりきっかけはそういうことだと思います。

上記の表、特に上の表の日本の位置、これ、ちょっと悲しすぎませんか?もう悲しいを通り越して笑っちゃうと言うか。
つまりやっぱり、夫婦間で満足していないからよその人に行ってしまうわけです。本当に日本で不倫が多いとしたら。
だからセックスの相性は大事ですよね。
あなたが性に淡白、むしろあまりしたくないタイプなら相手も淡白な人でいいでしょうが、そうじゃないなら淡白な人では結婚後辛くなってしまいます。
ただ、女性はやさしく抱きしめてもらって、そっと体に触れられるだけでも幸せになれる生き物です。
そうしているだけで優しい気持ちになれるのが女性なので、もし相手が淡白な人で、例えば最後まではしなくてもそういう時間をあなたのためにもとうとしてくれる人なら、女性も愛する人以外のところに行ったりしませんよね。
お互い家族があって割り切った関係なら
お互い割り切った関係で、いつでもきっぱり、さっぱり別れることができるなら、もう私も何も言えません。
けれども今はそうだったとしても、時の流れとともに状況は必ず変わり得る、ということを忘れないでください。
病気の人もいる
男性でも女性でも、浮気や不倫することををやめられない、病気のような人がいるのもまた事実です。
そういう性癖は治らないので、相手を選ぶときはしつこいようですが見極めが大事です。
それにはやっぱりある程度時間も必要だと思います。
でも女性は危険な香りがする人が好きともよく言われるので、当てはまりそうな人は注意しましょう。
なんども言いますがあとあと傷つくのはこっちなんですから。
そして、もう一度考え直してみてください。
そこで踏みとどまった方がいい。
絶対いいはずです。
おわりに
色々考えて、リスクもあるし泥沼状態になるかもしれない、それでもやめられない、ということなら・・・。
いえいえそれでも私はあなたの袖を引っ張ります。
大きなお世話ですか?
大きなお世話でも、言葉だけでも、あなたに伝わったら私としてはよし、です。
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