連日の猛暑で小中学校のエアコン普及率が低いことが話題になっています。
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どうしてエアコンが普及しないの?
小中のエアコン設置 いまだ半数 暑くても設置率1割未満の自治体も 莫大な予算が課題(内田良) – Y!ニュース https://t.co/tsfvIJjoGR
— Coririn (@Coririn2) 2018年7月17日
どうしてなかなか普及が進まないのかというと、それは莫大な予算が必要だからなのですが、上の表からもわかるように都道県によって普及率に格差があり過ぎますよね。
各都道府県の財政状況によって普及率が決まっているということです。さすがお金持ちの東京都はほぼ100%ですよ!
親としては子供達になるべく格差のない、勉強しやすい環境で日常を過ごして欲しいところですよね。
数年前埼玉県所沢市で教室のエアコン設置をめぐる住民投票が行われました。
これは付近の航空自衛隊入間基地の騒音のために窓を締めきる周辺の小中学校に暑さ対策としてエアコンを設置するかどうかの賛否を問う投票だったのですが、結局賛成票が住民の三分の一分に届かず可決にならなかったそうです。
いまだに根強い精神論
いまだに普及が進まないもう一つの理由が
「少しくらい暑くても我慢も必要」という考えが根強くある、ということもあります。
これもつい2年程前、熱中症対策などから小中学校へのエアコン設置を求めた懇願を千葉市議会が不採択とした際には、自民党議員が
「エアコンを設置して体調を崩したこともある。環境への適応能力をつけるには、ある程度、耐える能力を鍛えることも必要だ」と発言して話題になったことがあります。
でも、でもです。
ここ数年で日本の気候は著しく変わったと思いませんか?
10年くらい前までは30度を超えると猛暑、というのが普通でした。ところが最近は40度超え、という日がふつうにあります。
地球温暖化、ヒートアイランド現象などが問題になっていますし日本はもはや温帯湿潤気候の国ではなく亜熱帯の国になってしまったかのようです。
こんなに暑い日が続く中でエアコンの無い生活を送っていてはとても勉強に集中できる環境とはいえないのでは?と思ってしまいます。
市町村の財政が子供達の生活環境に影響するのは子供が気の毒
数十億円という莫大な費用を考えればエアコン普及が遅々として進まないことに諦めのような気持ちにもなってしまうところですが、なんとしても子供達には教育環境での不公平になることがないようにしてほしいものです。
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